「転職活動をしているけど、転職エージェントってどう付き合えばいいんだろう?」と悩んでいませんか?
特に初めて転職エージェントを使うときは、「本当にこの転職エージェントに任せていて大丈夫なのかな?」と疑心暗鬼になることもありますよね。
私は、これまで30社以上の転職エージェントを利用し、10回の転職のうち、5回は転職エージェントのサポートにより実現しました。
その中で出会った素晴らしい転職エージェントもいれば、「ん?このエージェント、大丈夫?」と感じたこともあります・・・
そんな経験を通じて学んだのは、転職エージェントは「使い方」で結果が大きく変わるということ。
そこでこの記事では、転職エージェントとの賢い付き合い方から、ちょっと悪質なエージェントの対処法まで、リアルな体験を交えてお伝えします。
この記事を最後まで読めばきっと、「これからは転職エージェントとうまくやれそう!」と前向きになれるはずです。
転職はあなたのキャリアを変える大きなチャンス。
せっかくなら、転職エージェントを味方につけて、成功をぐっと引き寄せましょう!
この記事のポイント
1. 失敗しない転職エージェントとの付き合い方
- 本音で話し、転職のビジョンを共有する
- 連絡の頻度を増やし、転職エージェントとの信頼関係を築く
- 面接練習や書類添削を積極的に依頼し、サービスをフル活用する
2. 転職エージェントを最大限活用するための付き合い方
- 自己分析と希望条件の明確化で、ミスマッチを防ぐ
- 書類通過率をアップするために読みやすい職務経歴書を作成する
- 面接対策を徹底する
3. 転職エージェントとの付き合いでNGな行動
- 嘘をついたり、隠し事をしない
- 締切や約束は必ず守り、信頼を積み重ねる
4. 悪質な転職エージェントへの対処法
- 「求人だけ紹介してもらう」「別の転職エージェントも併用する」など、柔軟に対応する
- しつこい勧誘には冷静に対処し、無理に流されない
この記事を読むことで、あなたの転職活動はもっとスムーズに、もっと成功に近づきます。
それでは転職エージェントとの付き合い方について説明していきます!
👩💼 転職エージェントの無料サービスの裏側を理解する
転職エージェントを利用する場合、求職者には一切料金がかかりません。
無料で利用できるのは、転職エージェントが採用企業側から報酬をもらう仕組みだからです。
この仕組みにより、求職者は気軽にサービスを活用できますが、転職エージェントのビジネスモデルにはいくつかのポイントがあります。
転職エージェントのサービスをフル活用するためにも、利用者としてしっかりと理解しておきましょう。
無料で使える仕組みと成功報酬モデル
転職エージェントのビジネスモデルは、紹介した応募者が採用企業に入社した際に「成功報酬」として採用企業から報酬を受け取る仕組みです。
転職エージェントの一般的な報酬は、「入社した人の年収の30%〜40%」程度が相場とされています。
たとえば、年収500万円の人材の入社が決まり、転職先に定着すれば、転職エージェントは150万円〜200万円を採用企業から受け取るわけです。
転職エージェントが求職者に無料でサービスを提供できるのは、採用企業が報酬を支払っているからです。
なぜこの仕組みを理解するべきなのか?
- 求職者は費用を気にせず、転職エージェントのサービスを受けられる
- 企業は転職エージェントに登録している優秀な人材を紹介してもらえる
- 転職エージェントは採用企業から報酬を得るため、より多くの候補者を送り込みたい動機がある
転職エージェントのビジネスモデルのポイント
- 採用企業が報酬を支払うため、求職者には金銭的リスクがない
- 転職エージェントは「転職しやすい人」を優先的にサポートする傾向がある
- 求職者が転職先に定着するまで親身にサポートしてくれる
転職可能性の高い求人が優先的に紹介される理由
転職エージェントが紹介する求人の中には、「転職が決まりやすい案件」と「決まりにくい案件」があります。
転職が決まりやすい案件が優先されるのは、転職エージェントが早く報酬を得られるからです。
同じ報酬が得られるのであれば、手がかからずに成約できる案件を優先するのは(転職エージェントにとっては)合理的ですよね。
具体的に優先される案件とは?
- 早期入社を求められる求人(欠員募集など)
- 採用ハードルが低い求人(常に人手不足の企業・業界など)
- 過去に採用実績のある企業の求人
求職者の対策
- 紹介された求人が「自分のキャリアに合っているか」慎重に見極める
- 必要なら「他の選択肢と比較検討したい」と転職エージェントに伝える
📞 転職で成功するための転職エージェントとの付き合い方
転職エージェントとの関係をうまく築けば、転職活動がスムーズに進み、希望の条件に合った企業と出会える可能性も高まります。
転職エージェントは単なる仲介者ではなく、あなたの強力なパートナーになり得ます。
そのためには、転職エージェントと信頼関係を築き、積極的に関わることが重要です!
ここでは、転職で成功するための転職エージェントとの付き合い方のコツについて説明していきます。
①キャリアアドバイザーと「大人の本音」で話し、ビジョンを共有する
転職エージェントを上手く活用している人は、自分の希望を明確にして共有しています。
「経験を活かしてこういう仕事をしたい」「年収はこれくらい欲しい」「勤務地はここがいい」など、遠慮せずに具体的に話しましょう。
ただし、1点気を付けなければいけないポイントがあります。
それは、自分の「経験・スキルの市場価値」を分析した上で希望を設定しなければいけない、ということです。
転職エージェントの報酬は採用企業から支払われています。転職エージェントのミッションは「採用企業の採用ニーズに応える」ことです。
従って、転職市場のニーズからかけ離れた希望を伝えてしまうと、転職エージェントの行動原理とは合わない=案件が紹介されない、ということになりかねません。
どうしても妥協できないポイントは絞って、転職市場と自分の市場価値のバランスを見ながら「大人の本音」を伝えることが重要です。
なぜ本音が大事なのか?
- 転職エージェントは「あなたの希望」をもとに求人を探してくれる
- 希望が明確なほど、マッチ度の高い求人を紹介してくれる可能性が高まる
- 不満や迷いを隠すとミスマッチの原因になる
ポイント
- 転職の目的(キャリアアップ、ワークライフバランスなど)を明確に伝える
- 不安なことも相談して、適切なアドバイスを受ける
- 転職市場のニーズも把握して、合理的な希望を設定する
②連絡の頻度を増やし、信頼関係を築く
転職エージェントとの付き合いにおいては、定期的に連絡を取り合うことが成功のカギです。
特に、応募や面接が予定されている段階では、応募書類の書き方、面接対策、応募を検討している企業の情報収集など積極的にコンタクトするようにしましょう。
また、しばらく連絡が途絶えている場合には、現状を報告してコミュニケーションを再開するのもおススメです。
なぜ連絡頻度が重要なのか?
- 転職エージェントは「積極的な求職者」を優先的にサポートする傾向がある
- こまめに連絡することで、最新の求人情報を早く得られる
- 相談の回数が増えるほど、転職エージェントが求職者を深く理解してくれる
連絡を取るタイミングの例
- 直接応募・他のエージェント経由の活動の進捗を共有
- 気になる求人があった際にすぐ相談(口頭でしか得られない情報もある)
- しばらく案件の紹介がない場合(希望条件の調整や応募書類の改善が必要かも)
③面接対策や応募書類の添削を積極的に依頼する
面接対策や応募書類の添削は、転職エージェントが提供するサービスの中でも特に活用すべきものです。
転職エージェントは多くの求職者を支援してきたプロなので、面接のコツや職務経歴書の書き方を的確にアドバイスしてくれます。
少しでも選考を通過する可能性を上げるためにも積極的に活用しましょう!
なぜ依頼すべきなのか?
- 転職エージェントが「企業の採用ポイント」を熟知している
- 応募企業や面接官の傾向に合わせた面接対策が可能
- 応募書類の精度が上がり、書類通過率がアップする
依頼する際のポイント
- 書類を作成したら「改善すべきポイントはないですか?」と確認
- 面接前に「模擬面接をお願いできますか?」と依頼する(特に英語面接の場合は有効)
- 応募書類・面接でアピールすべき実績・経験を相談
④応募企業や業界の情報収集や条件交渉は転職エージェントに任せる
転職エージェントは求人票には載っていない「企業のリアルな情報」を持っています。
業界の動向や採用企業の社風、面接で聞かれる質問など、転職エージェントならではの情報をフル活用しましょう。
私の経験上、これらの情報は、依頼しなくても転職エージェントから開示されることが多いですが、こちらからも積極的にヒアリングしましょう!
転職エージェントに任せるべき理由
- 求職者個人では得られない情報が手に入る
- 企業と直接交渉するよりも、転職エージェント経由のほうが条件が良くなるケースが多い
- 年収や入社時期の交渉など、自分では言いにくいことも代弁してくれる
⑤家族から転職への理解を得ておく
転職エージェントを利用するにあたり、家族からの理解をあらかじめ得ておくと、転職エージェントも安心してあなたの活動をサポートすることができます。
なぜなら、面接が進行したり、内定が出たりした後に「家族の理解が得られないので辞退します」となると、転職エージェントとしては、これまでにサポートのために費やした時間・労力が無駄になってしまうからです。
転職エージェントのサポートをフル活用するためにも、転職の障害となりそうな要素は解消して、転職エージェントが「サポートしやすい人」になっておきましょう。
家族の理解を得るコツ
- 普段から家族に自分のキャリアプランを共有しておく
- 転職する理由とメリット・デメリットを明確にする
- 転職が生活に与える良い影響・悪い影響を見える化する
🫖 転職エージェントを最大限活用するための付き合い方
転職エージェントを利用するだけでは、必ずしも理想の転職が叶うわけではありません。
転職エージェントをうまく活用するには、自分自身の準備も重要です。
また、転職への準備が整っている求職者は、転職エージェントからもサポートされやすい、ということがあります。
自己分析、書類作成、面接対策など、しっかりと戦略を立てて進めましょう!
①自己分析と希望条件の明確化
転職エージェントがあなたに合った求人を紹介するためには、「自分がどんな仕事をしたいのか」「どんな働き方を望んでいるのか」を明確に伝える必要があります。
そのためには、まず自己分析が欠かせません。
なぜ自己分析が重要なのか?
- 自分の強み・弱みが分かり、アピールポイントが明確になる
- 転職の目的がはっきりすることで、ミスマッチが減る
- 迷いが少なくなり、転職活動に自信を持てる
自己分析の方法
- 過去の仕事を振り返り、得意なこと・好きなことを書き出す
- どんな環境でパフォーマンスを発揮できるか考える
- 転職エージェントとの面談で「自分が何を求めているか」を壁打ちする
自己分析の方法については、本サイトのryoさんによるこちらの記事で詳しく解説されていますので、ぜひチェックしてみてください!
②読みやすい職務経歴書の作成
職務経歴書は、採用企業が最初に目にする応募者の「顔」や「名刺」とも言える重要な書類です。
転職エージェントが、あなたを採用企業に推薦する際も、この書類をもとに説明します。
転職エージェントや採用担当者は、大量の書類をチェックしなければならないことを意識して、読みやすく、要点が簡潔にまとまった職務経歴書を作成しましょう。
なぜ読みやすさが大事なのか?
- 採用担当者が一目で「もっと詳しい話を聞いてみたい」と思える
- 書類の作成力・プレゼン力が評価され、書類選考の通過率が向上する
- アピールしたい項目にフォーカスすると、自分の経験やスキルが正しく評価されやすくなる
職務経歴書作成のポイント
- 実績や業務量は数字を使って具体的に記載する(例:「売上前年比120%を達成」「年間100件の案件を処理」「20%の工数削減を実現」など)
- 長文は避け、簡潔にまとめる
- 応募する職種に関連する職務ごとに見出しをつけて、読みやすく区切る
応募書類作成のコツについては、ryoさんによるこちらの記事で詳しく解説されていますので、ぜひチェックしてみてください!
③面接対策のサポートを受ける
面接は採用企業の特徴や社風が出やすいため、企業ごとに研究して対応しなければなりません。
採用背景を知る転職エージェントを通じて、面接の対策をしっかり行いましょう。
たとえば、模擬面接を通じてキャリアコンサルタントからフィードバックをもらうことで、自信を持って本番に臨めます。
面接対策をするメリット
- 企業ごとの面接の特徴を知ることができる
- 答えにくい質問などを事前に克服できる
- 話し方や表情など、細かい部分の修正が可能
効果的な対策の方法
- 転職エージェントに模擬面接を依頼する
- 転職エージェントから面接でよく聞かれる質問リストを入手して、回答を準備する
- 転職エージェントに採用企業が気にする・評価するポイントを洗い出してもらう
④企業研究の材料を入手する
転職エージェントを利用するメリットのひとつとして、採用背景の情報を得られることが挙げられます。 求人票の情報は公開されることを前提にしているので、情報が限定的であったり、当たり障りのない内容だったりします。
転職エージェントは、企業の人事担当や実際に上司となる社員から採用背景や求める人物像のヒアリングをしています。
こういったヒアリング内容には様々な事情で求人票に書くことができないものも含まれますので、ライバルに差をつける企業研究を行うことができます!
応募を検討する際には、転職エージェントとのコミュニケーションを密にして、応募企業の非公開情報を入手するようにしましょう。
転職エージェントからもらうべき情報
- 今回の募集の背景(欠員・増員など)
- 採用部門の部員の構成、カルチャー、現在抱えている課題
- 面接官の経歴(Linkedinのアカウント)・重視するポイント
⑤個人情報を適切に管理する
転職エージェントを利用していると、多くの個人情報を企業や転職エージェントに提供します。
氏名、住所や職務経歴だけでなく、年収や転職理由なども含まれるため、しっかりと情報管理を行うことが大切です。
個人情報管理が重要な理由
- 情報漏洩を防ぎ、不正利用を避けるため
- 現職に転職活動がバレるリスクを減らすため
- 不要な連絡を減らし、効率的に転職活動を進めるため
個人情報管理のコツ
- 信頼できる転職エージェントを利用する(厚生労働省の許可を得ているところを選ぶ)
- 登録する転職エージェントのプライバシーポリシーを確認する
- 利用しなくなった転職エージェントには個人情報の削除を依頼し、削除の報告ももらう
転職エージェントを最大限に活用するためには、自分自身の準備が欠かせません。
自己分析から書類作成・面接対策、個人情報の管理まで、しっかりと戦略を立てて転職活動を進めましょう。
転職エージェントを頼るだけでなく、自分から積極的に動くことで、より良い結果に繋がります!
🌀 転職エージェントとの付き合いでやってはいけないこと
転職エージェントとの信頼関係が崩れると、サポートの質が低下したり、求人が紹介されなくなったりします。
転職エージェントとの良い関係を維持するために、ここで説明する「やってはいけない行動」をしっかり把握し、コミュニケーションの質を高めることを心がけましょう。
①経歴を詐称する
転職エージェントには「正直」に話し、「正確」な情報を提供することが重要です。
過去の実績を不当に盛ったり、都合の悪いことを隠したりすると、結果的に自分の首を絞めることになります。
なぜ詐称がダメなのか?
- 実際の面接で経歴と話が食い違うと、一気に信用を失うリスクが高い
- 転職エージェントが「あなたの強み・人柄」を正しく企業に伝えられなくなる
- 経歴詐称が発覚すると、転職エージェントからのサポートが打ち切られたり、内定が取り消されたりすることも
経歴詐称の具体例
- 職歴の空白期間を隠したり、在籍期間をごまかしたりする
- 業務内容や実績を不当に盛る
- 学歴、語学、資格などの情報を偽る
アドバイス
- ネガティブな要素は、事実を伝えた上で「そこから学んだこと」「どう改善したか」をアピールしましょう
- 転職エージェントには正確な情報を伝えて、応募書類や面接でどの様にフォローするべきかアドバイスをもらいましょう
- 応募前にリファレンスチェックを実施する企業かどうか確認しておきましょう
②横柄な態度を取る
転職エージェントは求職者に対して様々なサポートを提供しますが、転職エージェントの「お客様」は報酬を支払う採用企業です。
この原則を意識して、転職エージェントは求職者にとって、内定を取るという共通の目的をもった「ビジネスパートナー」として接することが大切です。
なぜ横柄な態度が問題なのか?
- キャリアコンサルタントも人間なので、誠実な人への対応を優先しがちになる
- 採用企業に推薦したい人物だと思われないと、求人の紹介が後回しにされる可能性がある
- 転職エージェントが企業に求職者の推薦を行うときに、ネガティブなバイアスがかかるリスクがある
横柄な態度の具体例
- メールや電話で高圧的な対応をする
- 提案された求人に対して適切なフィードバックをしない
- 面談で転職エージェントの話をさえぎる、アドバイスを全面的に否定する
アドバイス
- 転職エージェントは「採用企業の代理人」という意識を持ちましょう
- 転職エージェントとのやり取りでは「同じ目的を達成するためのパートナー」という意識を持つと、協力的な関係が築けます
- 紹介された求人に不満がある場合は、「こういう求人を探しています」と具体的に伝えましょう
③締め切りや約束を守らず、信頼を損なう行動をする
転職エージェントとの信頼関係を築くには、提出物の締め切りや面談の約束を守ることが基本です。
これらを怠ると、転職エージェントの優先順位が下がり、提供されるサービスが限定的になってしまう可能性があります。
なぜ締め切りを守ることが重要なのか?
- 転職エージェントは多数の求職者を担当しており、スムーズな対応をしてくれる求職者を優先する
- 応募の締め切りがある求人では、対応が遅れると機会損失になるリスクがある
- 「この求職者は転職活動を本気でやっていない」と思われ、サポートが減る
信頼を損なう行動の具体例
- 履歴書・職務経歴書の提出が遅い、内容に不備が多い
- 面談や模擬面接をドタキャンする
- 転職エージェントからの連絡を無視する
アドバイス
- 提出物の締め切りとその理由は事前にしっかり確認する
- 提出する書類に誤字脱字がないかダブルチェックする
- 提出が遅れそうな場合は、早めに「〇日までには提出します」と連絡を入れるだけで印象が変わります
転職エージェントは、あなたの転職活動をサポートする心強い存在ですが、信頼関係がなければ最大限のサポートは得られません。
嘘をつかず、誠実に対応し、締め切りを守ることで、転職エージェントと良好な関係を築くことができます。
転職エージェントとのコミュニケーションを円滑にして、転職エージェントのサポートをフル活用しましょう。
😈 悪質な転職エージェントへの対処法
転職エージェントの中には、求職者のキャリアよりも自社の利益を優先する転職エージェントも存在します。
そんな転職エージェントに振り回されないように、冷静に対処することが大切です。
良い転職エージェントを見極めつつ、少しでも「あやしい」と感じたら、自分のペース・希望を守ることを意識しましょう。
①あやしいキャリアアドバイザーには求人だけ紹介してもらう
「とにかく応募しましょう」、「まずは〇社応募しましょう」と急かす転職エージェントに対しては、必要最低限の求人情報や転職市場の動向だけを受け取るのがベストです。
応募の締め切りの理由が具体的に提示されない限り、無理に応募する必要はありません。
なぜ求人の紹介だけに絞るのか?
- 「求人の選択肢」は手元に残せるが、転職エージェントとの余計なやりとりが減る
- 自分のペースで転職活動を進められる
- 求人や転職市場の情報だけでも有益な場合がある
対応方法
- 「頂いた案件は検討します」とだけ伝える
- 興味がある求人があれば、自分からアクションを起こすスタンスでOK
- 明らかにミスマッチの求人は断って問題なし
②別のエージェントも併用する
一つの転職エージェントに頼りすぎると、偏った求人紹介を受けたり、悪質なエージェントの意向に流されたりするリスクがあります。
複数の転職エージェントを使えば、バランスよく求人を見比べられますし、それぞれの強みを活かすこともできます。
転職エージェントの併用については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください!
③しつこい場合は断固として断る
「この求人はすぐ埋まりますよ」「早くしないと間に合いません」とプレッシャーをかけてくる転職エージェントにも注意が必要です。
転職の成功・失敗はキャリアに大きなインパクトを与えます。
自分のキャリアを急かされて決めるリスクは避けましょう。
なぜ断るべきなのか?
- 焦って転職先を決めるとミスマッチの原因になる
- しつこい勧誘は、転職エージェント側の営業ノルマが関係している可能性が高い
- 転職活動は自分のペースで進める方が結果的に満足度も高くなる
断り方の例
- 「今回紹介された案件は見送ります」とシンプルに伝える
- 「この求人は〇〇の点で希望に合っていないので、次回からはこういう案件を希望します」と明確に希望を示す
悪質な転職エージェントと関わることで、転職活動がストレスになったり、思わぬ失敗を招いたりすることがあります。
情報を入手するのに留めたり、他の転職エージェントを併用したりすることで、冷静に対処しましょう。
転職エージェントはあなたの転職をサポートするパートナーですが、転職エージェントのアドバイスのすべてに応じる必要はありません。
情報は積極的に入手しつつ、自分のペースも大切にし、しっかりと主導権を持って転職活動を進めましょう。
🤝 転職エージェントを味方につける付き合い方とは?:まとめ
転職エージェントによって求職者との関わり方やコミュニケーションのスタイルも違うので、付き合い方にはコツが必要ですよね。
でも、そのコツさえつかめば、転職エージェントのサポートを最大限に引き出すことができるので、転職活動はよりスムーズに進みます。
この記事の重要なポイントをおさらいします。
この記事のおさらい
1.転職エージェントを活用するメリット
- 専門的なアドバイスや非公開求人の紹介を受けられる
- 面接対策や職務経歴書の添削など、手厚いサポートを受けられる
2.転職エージェントと信頼関係を築くコツ
- 本音で話し、希望をしっかり伝える
- 連絡はこまめに取り、締め切りを守ることで信頼を積み重ねる
- 模擬面接や書類添削は積極的に依頼し、自分の価値を高める
3.避けるべきNG行動
- 経歴の詐称や隠し事は厳禁
- 横柄な態度は転職エージェントとの関係を悪化させる原因に
4. 悪質な転職エージェントへの対処法
- あやしいと感じたら求人だけもらって距離を取る
- 他の転職エージェントと併用し、選択肢を広げる
転職はあなたの人生を大きく変えるターニングポイント。
私もこれまで何度も転職エージェントからの紹介により転職しましたが、内定に至った選考においては、やはり転職エージェントのサポートがとても大きいものだったと実感しています。
転職エージェントは「うまく使えば頼れるパートナー」となります。
あなたのキャリアアップのために、ぜひこの記事を参考にして、転職エージェントを上手に活用してみてくださいね!
最後まで読んで下さりありがとうございました!また次回の記事でお会いしましょう!
✏️ にぬきたまご
これまで主にエンタメ業界で10回の転職を経験。日系、ベンチャー、外資系に勤務。現在は11社目の企業で執行役員として勤務中。
【転職活動の実績】
- 転職回数:10回
- 応募:200社以上
- 登録転職エージェント数:30社以上
- 登録転職サイト:10社以上
これまでの転職活動の経験を活かして、2020年より転職ブログを運営。応募者の目線で転職活動のお役立ち情報を発信中。
X(Twitter):@tenshoku_sitara