「気づけば一気に30社も応募していた。これって応募しすぎかも?」
「書類選考は通過したけれど、すべての面接をこなせる気がしない…」
そんな不安やモヤモヤを抱えているあなたに、ぴったりなテーマです。
筆者は、これまでに転職を10回経験してきましたが、最初の頃は「とにかく数を打てば当たる」と思って応募しまくっていました。
しかし、選考が重なって面接に行けなかったり、本命の企業の選考で準備不足が原因で落ちたりして後悔…なんてこともありました。
このような経験から、「応募の数」より「応募の質」が大事だと気づいたのです。
そして、応募の質を上げるために必要なものが、応募先の絞り方、管理ツールを活用した整理、転職エージェントの活用でした。
そこで、この記事では、応募しすぎのリスクから、理想の応募数の考え方、企業の絞り込み方、そして応募しすぎたときの対処法まで、実体験を交えながらわかりやすく解説しています。
この記事を読み終えるころには、
✅ 自分が今どの状態にいるかが客観的にわかり
✅ 応募数に振り回されずに「行きたい会社」に集中できるようになり
✅ 応募数が少なくても内定を取る方法が見えてきます
「転職活動がしんどい…」と感じているあなたにこそ、読んでほしい内容です。
記事の重要ポイント
- 平均応募数は10〜30社。30社を超えると「応募しすぎ」の兆候かも
- 書類通過率・面接通過率から逆算して理想の応募数を見つける方法
- 応募しすぎによる3つの失敗リスク(準備不足・過密スケジュール・ミスマッチ)
- 応募しすぎたときの5つの対処法(スケジュール整理・辞退連絡のコツなど)
- 「転職の軸」を明確にして、行きたい企業に集中する戦略
- 転職エージェントを使って効率的に応募数を管理する方法
❓ 転職活動で「応募しすぎた」と感じる判断基準
転職活動中に「このままのペースで応募し続けて大丈夫かな?」と不安になることがありますよね。
実は、応募数の「多さ」は人によって感じ方が違います。
でも、目安やデータを知っておくことで、自分が「応募しすぎているかどうか」を冷静に判断できるようになります。
ここでは以下の3つの視点から、応募数を見直すヒントを紹介します。
- 何社からが「応募しすぎ」平均的な応募数と目安
- 書類・面接通過率から逆算する理想的な応募数
- 年代別・業界別など状況別の応募数の傾向
何社からが「応募しすぎ?」 平均的な応募数と目安
結論から言うと、応募数の目安は「10〜30社程度」が一般的です。
ただしこの数字は、業種・職種・転職時期・個人の状況によって前後します。
例えば、dodaのデータによると、転職成功者の平均応募社数は32社となっており、95%の人が2社以上に応募し、66.2%の人が11社以上に応募しています。
ただし、この「平均」をそのまま鵜呑みにするのは危険です。
以下のような要因によって、最適な応募数は変わってきます:
- 在職中か、離職中か: 在職中なら応募できる数はどうしても限られます
- 希望業界が絞れている: 明確な転職の軸があるなら応募数は少なくても大丈夫
- 転職回数が多い・ブランクがある: この場合、書類通過率が下がるため、幅広く検討して応募数を増やす必要があるかもしれません
具体的には、
「書類選考がなかなか通らない」
「面接の予定がパンクしている」
「応募企業の志望度が見えなくなってきた」
と感じたら、それは「応募しすぎ」のサインかもしれません。
📊 参考:転職成功者の平均応募者数
書類・面接通過率から逆算する理想的な応募数
応募数を増やすことが悪いわけではありません。
ただし、書類や面接の通過率を加味せずに数だけを追ってしまうと、「疲れるだけで成果が出ない」状況に陥りやすくなります。
仮に最終的に1社から内定が欲しい場合、逆算するとこのようになります:
フェーズ | 必要な社数(目安) |
内定獲得 | 1社 |
面接 | 5社 |
書類提出 | 26社 |
つまり、内定1社のために20〜30社応募するのは決して多すぎないという見方もできます。
ただし、すべての応募先に対してきちんと企業研究や面接準備ができるかどうかが重要です。
「とりあえず大量に応募」ではなく、「確率と戦略に基づいて応募」する意識を持つと、応募数に振り回されずにすみます。
年代別・業界別など状況別の応募数の傾向
年代や職種によっても「適切な応募数」は異なります。
特に30代・40代以上になると、応募企業の求めるスキルや責任範囲も大きくなり、準備に時間がかかる傾向があります。
以下は、筆者(当時は管理部門の課長・部長クラス)が30代から40代にかけて転職活動をしていたときの年間の応募社数と内定数の目安になります。
年代 | 平均応募社数 | 平均内定数 |
30代 | 約30〜40社 | 3〜4社 |
40代 | 約40〜50社 | 1〜2社 |
筆者の場合は、管理職ポジションということもあり、求人自体がメンバークラスよりも限られていました。
特に40代に入ってからは転職活動が長期化する傾向がより強くなりました。
従って、一度に多くの企業に応募するというよりかは、時間をかけて応募数を積み上げていったイメージになります。
また、IT業界やベンチャー企業では応募から内定までが比較的早い一方、日系・外資系大手企業は選考フローが長くなる傾向があります。
このように、自分の年齢・業界・キャリアによって「無理なく対応できる応募数」は異なります。
📌 ポイント
- 「周りは何社応募しているか?」を気にしすぎない
- 「自分が準備できる数」「志望度を保てる数」に絞るのがベスト
🌀 応募しすぎることによる3つの大きなデメリット
「たくさん応募すればどこかには引っかかるだろう」と思っていませんか?
でも実際は、応募しすぎることで、通過率が下がったり、大事な面接のタイミングを逃したり、マッチ度の低い企業に入社してしまったりと、思わぬ失敗が起きやすくなります。
ここでは、転職活動で応募しすぎたときに起こる3つの大きなデメリットを紹介します。
- 面接・応募書類の準備が不足し通過率が下がる
- スケジュールが破綻し、重要な面接に行けなくなる
- マッチ度の低い企業に入社してしまう
①面接・応募書類の準備が不足し通過率が下がる
📌 数撃ちゃ当たる戦法は、逆に「的を絞れない」ことで当たらなくなる。
たくさんの企業に応募すると、1社ごとの準備にかけられる時間が減ってしまいます。
その結果、企業研究が浅くなったり、履歴書や職務経歴書の内容がテンプレート的になったりしてしまい、書類や面接での通過率が下がってしまうのです。
例えば、企業ごとにアレンジすべき「志望動機」や「自己PR」を使い回してしまうと、
「この人、本当にうちの会社に興味あるのかな?」
と感じさせてしまい、印象が悪くなります。
特に大手企業や人気企業ほど、応募者が多いため選考もシビアになる傾向に。
採用担当者は「この人、うちの会社をよく調べているな」と感じる応募書類を重視します。
【具体例】
- Aさんは同時に30社に応募。書類通過は2社で、内定は得られなかった。
- Bさんは応募先を厳選し、同時進行は5社に絞って準備を徹底。書類通過は4社で、うち2社から内定。
②スケジュールが破綻し、重要な面接に行けなくなる
いちどに多くの企業に応募すると、面接日程が同時期に集中する傾向になります。
そうなると、「本命企業と他社の面接がかぶってしまい、調整がつかなくなる」というような事態になりかねません。
面接のスケジュール管理は、転職活動の中でもかなり重要なタスク。
たとえば以下のような事態が起こると、チャンスを逃しかねません:
- ダブルブッキングで片方を辞退することになる
- 面接直前の準備時間が取れずに回答・アピールの質が低くなる
- 疲労や緊張が重なってパフォーマンスが下がる
【具体例】
Cさんは平日に複数の面接を詰め込み、本命企業の面接前日に徹夜で準備。
結果、面接当日は集中力が持たず不合格に。
✅ 対策として有効な方法
- 現職の業務量も考慮して、1週間で対応できる面接数を決めておく
- 面接が入り始めたら、それ以上の応募を一旦止める
- 転職エージェント経由で応募し、日程調整を依頼する
- 転職管理マイリストで応募企業の優先順位を整理する
対策については後で詳しく解説します!
③マッチ度の低い企業に入社してしまう
📌 応募しすぎることにより、本当に入りたい企業が見えにくくなり、結果的にキャリアの遠回りになる。
応募しすぎて数社から内定が出ると、「とりあえず決まったから…」と妥協して入社を決めてしまうケースがあります。
でも、それが自分の希望と合っていない企業だった場合、またすぐに転職活動を繰り返すことになりかねません。
この「ミスマッチ入社」の典型的なパターンは以下の通り:
- 面接の評価は良かったが、業務内容をよく確認していなかった
- 社風や働き方を調べずに入社し、カルチャーショックを受けた
- 内定をもらった達成感と現職からの解放感で冷静な判断ができなかった
【具体例】
Dさんは志望度の低い企業のスピード選考によって内定をもらい、「せっかくだから」と入社。
転職先のカルチャーに馴染めず半年で退職し、転職活動を再開することに。
😣 応募しすぎたときの冷静な対処法5選
「気がついたら一気に30社以上に応募していた…」
「面接が重なってパンク寸前…」
そんな状態でも、焦らずに冷静に対処すれば大丈夫です!
ここでは、応募しすぎてしまったときにすぐ実行できる5つの対策を紹介します。
- まずはスケジュールと応募先を整理する
- 企業に優先順位をつけて選考を進める
- 不要な面接は早めに辞退する
- 転職エージェントを通して選考日程の調整を依頼する
- モチベーション低下を防ぐセルフマネジメント法
①まずはスケジュールと応募先を整理する
📌情報を整理することで、心の余裕と行動の優先順位がはっきりする。
「どの企業にどこ経由で応募したか」
「それぞれの応募状況」
を把握できていないと、応募しすぎの悪循環に陥りやすいです。
まずはエクセル、スプレッドシート、管理ツールで一覧表を作り、全体を「見える化」しましょう。
応募状況を整理するためには、転職管理マイリスト(登録無料)がおススメです!
- 各転職サービスと自動連携
- 求人票・履歴書などのファイルがPDFで保存可能
- Google カレンダーへの予定の追加が可能
転職管理マイリストのようなツールを使って整理することで、
「すでに連絡が来ているのに対応できてなかった」
「この会社は他社と比較して、それほど魅力を感じないかも…」
といった発見があります。
②企業に優先順位をつけて選考を進める
📌 限られた時間と体力は、本当に入りたい会社に使うべき。
応募した企業すべてに全力で取り組むのは、正直厳しいですよね。
だからこそ、志望度や条件に応じて「優先順位をつける」ことが超重要です。
ポイントは以下の3つの軸で考えること:
- 自分の転職の目的にマッチしているか(年収・勤務地・キャリア)
- 面接が進んでいるタイミング(最終面接が近いなど)
- 一緒に働きたいと思える上司や職場の雰囲気かどうか(面接や口コミでの印象)
【優先順位の例】
A社:志望度◎・勤務地〇・給与◎ → 優先度:高
B社:志望度△・勤務地◎・給与△ → 優先度:低
③不要な面接は早めに辞退する
📌 選考辞退は「マナーを守ればOK」。ベストな選択のために「お互いさま」と割り切るべき。
「せっかく書類選考に通ったし、一応面接行っておこうかな…」という気持ちはよくわかります。
でも、明らかに志望度が低い企業の面接に時間を使うのは非効率です。
また、最終的に企業側にも迷惑をかける可能性があります。
辞退は早めに連絡すれば失礼にはなりません。
辞退を申し出る場合は、以下のような文面でOKです:
件名:面接辞退のご連絡(氏名)
○○株式会社
採用ご担当者様
このたびは選考のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
大変恐縮ではございますが、他の企業との選考状況を踏まえ、今回は辞退させていただきたくご連絡申し上げました。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
○○(氏名)
④転職エージェントを通して選考日程の調整を依頼する
📌 転職エージェントは「交渉のプロ」。遠慮せずに頼ってOK!
自分で複数の企業と日程調整をするのは、かなり大変です。
そんなときは転職エージェントを通じて応募し、スケジュールを調整してもらうのが得策です。
転職エージェントは以下のようなサポートを提供してくれます:
- 面接日程の延期・変更の交渉
- 他社との選考状況を踏まえた調整
- 複数の企業の優先順位を整理するためのアドバイス
【転職エージェントの活用例】
Eさんは面接が重なってしまい、転職エージェントに相談。
今週は企業Aの選考を優先するため、企業Bの面接日を1週間延ばしてもらい、体調も整えて万全の体制で臨み、企業Aから内定を獲得。
⑤モチベーション低下を防ぐセルフマネジメント法
📌 転職活動は「持久戦」。心の余白がモチベーション維持のカギ。
応募しすぎて疲弊すると、だんだん「なんで転職しようと思ったんだっけ?」と自分を見失いがちになります。
そんなときに有効なのが、自分自身の「原点」を思い出すことです。
効果的なセルフマネジメント法:
- 転職の目的をメモに書き出して、定期的に読み返す
- 自分の頑張りを週1回振り返る(応募数・通過率・感想)
- 無理に進めず、少し立ち止まる勇気を持つ
【セルフマネジメントの例】
FさんはGoogle スプレッドシートに「今週の良かったこと/反省点」をまとめる習慣を取り入れた。
その結果、自身の活動を冷静に振り返ることができ、自然と前向きな気持ちを維持できた。
🏢 数より質で勝負!後悔しない応募先の選び方
「とにかく数をこなさないと…」と焦ると、いつのまにか「行きたい企業」より「入社できそうな企業」ばかりに応募してしまっていた、となりかねません。
でも、満足度の高い転職を実現するためには「応募の質」が大事です。
ここでは、ムダな応募を減らして自分に合った企業と出会うための考え方と行動のコツを紹介します。
- 「転職の軸」を明確にする
- 行きたい企業だけに絞る勇気を持つ
- 応募数をコントロールする具体的な方法
- 条件を見直すタイミングと妥協の仕方
「転職の軸」を明確にする
📌 転職の軸を明確にすると、応募先の選別もブレにくくなり、後悔しない。
転職活動がブレがちになる原因の多くは、「何を求めて転職するのか」が明確でないことにあります。
これを防ぐには、まず自分の「転職の軸(=最優先したい条件)」を決めることが大切です。
転職の軸とは例えば以下のようなものです:
- 年収アップ
- ワークライフバランス(残業時間、リモート勤務など)
- キャリアの成長(スキルアップの機会)
- 職場環境(人間関係、社風)
【具体例】
Gさんは「仕事と子育てを両立したい」が転職の軸。
応募企業の選定では、時短勤務や柔軟な休暇制度の有無を重点的にチェックし、結果的に満足度の高い企業に転職。
筆者の場合は、地元へのUターンを転職の軸として活動を行っていた時期があります。
行きたい企業だけに絞る勇気を持つ
📌 企業数を絞ることはリスクではなく、「集中力を最大化する戦略」。
「もし全部落ちたら…」という不安から、つい「滑り止め」的な企業にも応募したくなる気持ちはわかります。
筆者も実際にそのような不安から応募したことがあります。
でも、もし現職で大きな不満がないのであれば、「滑り止め」は必要ないですよね。
むしろ、筆者の経験からは、本気で行きたい企業に集中することで、結果的に内定の可能性が高まるメリットの方が大きいと実感しました。
なぜかというと、本命企業には以下のような効果が出やすいからです:
- 面接準備に気持ちが入る(志望動機の熱量が相手に伝わる)
- 相手企業への質問も具体的となり、面接官の評価が上がりやすい
- 入社後のギャップが少なく、定着しやすい
【具体例】
Hさんは応募先を3社に絞って徹底的に研究し、1社から内定獲得。
面接では「これまでの経験を活かして入社後に貢献したい熱意」を具体的に伝えられたことが評価された。
応募数をコントロールする具体的な方法
📌 「応募数=活動量」ではなく、「応募数のコントロール=成果効率」を意識しよう。
「応募数を減らせと言われても、どうやって?」と感じる方も多いはず。
ここでは応募数を自分でうまくコントロールする方法を紹介します。
- 同時に応募する数の上限を決める=優先順位を整理する(例:3社まで)
- 書類提出後に面接が確定するまでは新規応募を控える
- 説得力のある志望動機が思い浮かばない場合は応募を控える
- 転職エージェントに相談しながら応募ペースを決める
【具体例】
Iさんは「同時応募は3社まで」とルールを設けたことで、本当に応募したい企業を選別することができた。
また、スケジュールにも余裕が生まれ、1社ずつしっかり対応できるようになった。
条件を見直すタイミングと妥協の仕方
📌 完璧な求人は少ない。優先順位をつけて「戦略的に調整」しよう。
「希望条件に当てはまる求人がなかなか見つからない…」
そんなときは、自分の条件を「調整する」タイミングかもしれません。
ただし、むやみに条件を妥協すると後悔につながるので、妥協してもOKな条件・NGな条件を事前に線引きしておくのがポイントです。
見直し例:
条件 | 妥協できる? | コメント |
年収 | △ | 年収が下がる代わりに残業時間が減るなら可 |
リモート勤務 | ◎ | 通勤1時間以内且つ出社は週3回以内ならOK |
業務内容 | × | キャリアアップに直結しない仕事は避けたい |
【具体例】
Jさんは最初フルリモート必須で探していたが、「週2回までの出社はOK」に条件を緩めたところ、希望の業務内容の企業と出会えた。
🏄 転職エージェントを使って「応募しすぎた問題」を防ぐ方法
転職活動でありがちなのが、気になったすべての企業に応募して「自分に合う会社がどこかわからなくなる」という状態。
そんなときに心強い存在が、転職エージェントです。
転職エージェントは、ただ求人を紹介するだけでなく、以下のようなサポートを提供し、応募の「質と効率」を高めてくれます。
- 応募数・スケジュール管理を一括サポート
- 自分に合う企業を厳選して提案してくれる
- 書類添削や面接対策で少ない応募でも内定率UP
- 内定辞退や日程調整も代行してもらえる
📊 参考:自分に合った転職エージェントの選び方
応募数・スケジュール管理を一括サポート
📌 転職エージェントを利用すると「応募のしすぎで混乱するリスク」を大幅に下げられる。
転職エージェントは、応募企業や面接スケジュールを管理してくれます。
自分で10社も20社も応募していると、書類提出の締切や面接日時の調整や把握が大変になりがち。
そんなとき、転職エージェントが状況を整理して最適な応募ペースを設計してくれます。
【サポート例】
- 進行中の企業を一覧で管理
- 面接日程の調整(先方とのやりとりも代行)
- 書類の未提出・連絡の未対応がないようにリマインド
【具体例】
Kさんは5社の選考が重なり混乱状態に。
転職エージェントが優先順位をつけて面接日程を整理し、結果的に志望度の高い2社に集中できた。
自分に合う企業を厳選して提案してくれる
📌 自分の「転職軸」と応募先との「マッチ度」をもとに企業を選んでくれるから、応募数は少なくて済む。
求人を自力で検索すると、情報が多すぎて逆に選べなくなることってありますよね。
また、第三者によるフィルタがないので、書類選考の通過率が低い応募先にも時間と労力を費やしている可能性もあります。
転職エージェントは、あなたの希望や経歴をもとに「合いそうな企業」だけを厳選して紹介してくれるので、ムダな応募を減らすことができます。
転職エージェントとのヒアリングで確認されること:
- 転職理由(年収アップ?キャリアチェンジ?)
- 優先したい条件(働き方、会社規模、業種など)
- 今後のキャリアプラン
【具体例】
Lさんは「現職の社風が合わず、ストレスを感じている」という転職理由を話したところ、チーム体制や面接官の人柄まで確認して企業を紹介してくれた。
書類添削や面接対策で少ない応募でも内定率UP
📌 応募数を減らしても、転職エージェントのサポートにより通過率が上がれば、結果的に内定につながる。
転職エージェントの強みは、「求人を紹介する」だけでなく、「内定を取れるように支援してくれる」点にあります。
特に書類添削と模擬面接は、応募数が少なくても通過率を上げるうえでとても重要です。
応募書類は、つい色々と情報を詰め込みがちになりますが、実は読み手に負担をかけないために不要な情報を「削る」作業も重要です。
転職エージェントが行う主なサポート:
- 履歴書・職務経歴書の添削(実際に企業が見る視点から)
- 志望動機や自己PRのブラッシュアップ
- 模擬面接や過去の質問例の提供
【具体例】
Mさんは書類選考が通らずに悩んでいたが、転職エージェントの添削で自分の強みが伝わりやすくなり、書類選考の通過率が10%から50%にアップ。
内定辞退や日程調整も代行してもらえる
📌 内定辞退や面接の日程調整を転職エージェントに代行してもらえると、精神的なストレスも激減する。
「この企業、やっぱり違うかも…でも辞退するのって気まずいな」
そんなときも、転職エージェントがあなたの代わりに企業へ連絡してくれます。
内定辞退や面接のスケジュール調整など、直接言いづらいことを「プロの言葉」でフォローしてくれるのは本当に助かります。
このような作業を代行してもらえることで、あなたは本命企業の応募や面接準備に時間と労力を割くことができるからです。
転職エージェントが代行してくれること:
- 面接日の変更依頼(業務の都合や他社との重複など)
- 選考辞退の丁寧な連絡
- 内定辞退の理由説明(あなたが悪者にならないように)
【具体例】
Nさんは急な仕事の都合で面接日時を変更する必要が生じたが、転職エージェントが企業に事情を説明し、別の日程に再設定してくれた。
📗 まとめ
この記事を読んでくださりありがとうございました!
きっと今、「応募しすぎたかも…」って不安や疲れが出てきている頃かもしれません。
でも、この記事で紹介した内容をちょっとずつ実践すれば、きっと整理された転職活動に戻ることができます。
転職活動は「数」より「質」。
このことは、10回転職した筆者が身をもって学んだことです。
焦らず、自分が本当に行きたいと思える会社に労力と時間を集中させて、しっかりと準備して臨めば、通過率は上がっていきます。
もし今、応募しすぎてパンクしそうなら、まずは「整理」と「見直し」から始めてみてください。
そして、自分ひとりで抱え込まず、転職エージェントの力を借りるのも有益な選択肢です。
✅ この記事のまとめポイント
- 平均応募数は10〜30社。多すぎると応募書類や面接の質が下がるリスクがある
- 書類・面接の通過率から逆算して、無理のない応募数を設計しよう
- 応募しすぎると、スケジュールの破綻やミスマッチ入社のリスクも
- 応募しすぎたときは、転職管理マイリストのような管理ツールを使って応募先を整理し、優先順位を決めて対処を
- 「転職の軸」を明確にして、行きたい企業に絞る勇気を持とう
- 転職エージェントは、応募管理・企業選定・選考対策の強い味方になる
転職は、人生のターニングポイント。
だからこそ、しっかり選んで納得のいく道を歩んでほしいと思います。
この記事が少しでもご参考になれば幸いです。また次の記事でお会いしましょう!
✏️ にぬきたまご
これまで主にエンタメ業界で10回の転職を経験。日系、ベンチャー、外資系に勤務。現在は11社目の企業で執行役員として勤務中。
【転職活動の実績】
- 転職回数:10回
- 応募:200社以上
- 登録転職エージェント数:30社以上
- 登録転職サイト:10社以上
これまでの転職活動の経験を活かして、2020年より転職ブログを運営。応募者の目線で転職活動のお役立ち情報を発信中。
X(Twitter):@tenshoku_sitara