「転職したいけど、どの転職エージェントを選べばいいの?」と悩んでいませんか?
転職活動を進めるうえで、信頼できる転職エージェントとの出会いはとても重要です。
わたし(自己紹介)はこれまで10回転職していますが、そのうち5回は転職エージェントのサポートによって実現しています。
非公開求人の紹介、応募書類の添削、模擬面接、面接官の詳細な情報、条件交渉等、無料でこのようなサポートを受けることができるのは転職エージェントを利用する大きなメリットです。
自分に合った転職エージェントに出会えるかどうかで、理想の転職先に出会えるかが決まるといっても過言ではありません。
でも、約30,000社もあるといわれる転職エージェントの中から、どうやって自分に合ったところを見つければいいのでしょうか?
そこでこの記事では、これまで30社以上の転職エージェントを利用した筆者が、転職エージェントを選ぶためのノウハウを詳しく解説します!
この記事でわかること
- 転職エージェントの選び方のコツ: 総合型や特化型のそれぞれの特徴を活かして、あなたに合った転職エージェントを選ぶポイントを紹介。
- 長期的な視点で選ぶコツ: 今後も転職の可能性があることも想定して、長く付き合える転職エージェントを選ぶポイントを紹介。
- こんな転職エージェントには要注意!: 転職活動で避けたい転職エージェントの特徴とは?
- よくある質問への回答: 複数の転職エージェントに登録しても大丈夫?解約はどうすればいい?など、気になる疑問を解説。
転職エージェントの選び方をしっかり押さえることで、転職活動がよりスムーズになり、理想のキャリアに一歩近づけます。
転職を成功させる第一歩として、この記事でぜひ転職エージェントの選び方のコツをつかんでください!
💪 失敗しない転職エージェント選びのコツ
まずは失敗しない転職エージェント選びのコツを4つ紹介します!
- 総合型+特化型の組み合わせがおススメ!
- キャリアコンサルタントとの相性は超重要!
- 自分がちゃんと対象者に入っているか確認しよう
- 希望の業界・職種に強い転職エージェントを選ぼう
それでは順番にみていきましょう。
1.総合型+特化型の組み合わせがおススメ!
転職エージェントの基本的な選び方として、「総合型エージェント」と「特化型エージェント」を組み合わせるのが効果的です。
たとえば、若手から中堅くらいのキャリアであれば、総合型のエージェントを2〜3社、特定の業界や職種に特化したエージェントを1〜2社登録するのがおススメです。
総合型エージェントと特化型エージェントでは強みが違うからです。
総合型エージェント:幅広い業界・職種・地域に対応しているため、転職活動の選択肢を広げやすい(例:doda、リクルートエージェント等)
特化型エージェント:IT、外資系などの特定分野に強みがあり、その分野での求人や転職ノウハウが充実(例:Forkwell、ロバート・ウォルターズ等)
総合型と特化型を組み合わせることで、「幅広い選択肢」と「専門性」を同時に確保できるため、それぞれのメリットを活かすことができます!
特に、特化型は専門分野に詳しいコンサルタントが多いため、応募先のリアルな情報や細かなアドバイスを受けやすいメリットがあります。
いまの自分の状況に応じて、登録する転職エージェントのバランスを調整することがおススメです。
2.キャリアコンサルタントとの相性は超重要!
転職エージェント側の担当者となるキャリアコンサルタントとの「相性」も重要です。 コンサルタントはあなたの希望に合わせて求人を紹介し、職務経歴書の書き方や面接対策といったサポートを提供してくれます。 しかし、相性が悪いと、希望に合った案件を紹介してもらえない、あなたの強みを採用企業に上手くアピールしてもらえない、といったことになりかねません。
コンサルタントとの相性を見極めるポイント
- 自分の希望や不安をしっかり聞いてくれる
- 志望業界や職種に関する知識が豊富
- 採用の背景や面接官の情報を共有してくれる
- レスポンスが早く、対応が丁寧
理想の転職先に出会うためには、コンサルタントとの密なコミュニケーションがカギとなります。
これらのポイントを意識して、コンサルタントとの相性を見極めましょう!
3.自分がちゃんと対象者に入っているか確認しよう
あなたが、転職エージェントが対象としている登録者に当てはまっているかを確認することも重要です。
たとえば、経理職の特化型エージェントに、経理業務の経験がない人が登録しても求人を紹介してもらえない可能性があります。
登録を検討している転職エージェントのターゲット層をチェックして、登録する転職エージェントを選びましょう!
転職エージェントのターゲット層を見極めるポイント
- 転職エージェントが強みとしている業界・職種
- 登録者の年齢層
- サービスを提供している地域
- 日系・外資系のどちらをメインにしているか
- 希望年収の求人数
年齢層に関しては、総合型の場合は、一般的に20代から40代の中堅層をターゲットにしています。
第二新卒や50代の人は、自分の年齢層をカバーしている転職エージェントに登録しましょう。
4.希望の業界・職種に強い転職エージェントを選ぼう
希望の業界や職種が決まっている人は、これらの領域に強い転職エージェントを選ぶことで、専門的な知識やサポートを受けることができます。
転職エージェントのターゲット層を見極めるポイント
- 希望の業界や職種の求人数
- 希望の業界や職種を専門にするコンサルタントが在籍しているか
特化型の転職エージェントは、その業界や職種の専門性に基づいたアドバイスを行えるため、希望により近い転職先が見つかりやすくなります。
わたしの場合、40代以降は総合型の転職エージェントでは希望条件に当てはまる案件が少なくなってしまったので、業界・職種特化型の利用率が高くなりました。
🏃♂️ 長期的な視点で転職エージェントを選ぶためのコツ
長いキャリアにおいては、どんなタイミングで転機が訪れるかわかりません。
常にコンタクトを取れる転職エージェントをいくつかキープしておくと、思わぬ事態にもすぐに対応することができます。
そこで、長期的な視点で転職エージェントを選ぶためのコツをみていきましょう。
ここでは3つのコツを紹介します!
- 今回だけでなく将来も使える転職エージェントを見極める
- 業界の変化に対応できる転職エージェントの見分け方
- 自分のキャリアプランに沿ったエージェントの選び方
1.今回だけでなく将来も使える転職エージェントを見極める
今回の転職が最後になるとは限りません。
今後も転職の可能性があることも想定して、長期的にお付き合いできる転職エージェントを見つけましょう!
信頼できる転職エージェントとの関係を継続することで、転職市場のトレンドや今後のキャリア形成に役立つ情報を定期的に得られるメリットもあります。
わたしの場合は、長くお付き合いしているコンサルタントからは、まだ登録者にも公開されていない求人案件を紹介してもらうこともあります。
信頼できる転職エージェントを継続的に利用することで、キャリア形成をサポートしてくれる存在となり、将来の転職機会においてもスムーズに活動できるようになります。
2.業界の変化に対応できる転職エージェントの見分け方
選ぶべき転職エージェントは、単に求人を多く持っているだけでなく、業界のトレンドや最新情報に精通していることも大切です。
面談時や転職エージェントのWebサイトで、市場の変化や将来の予測に関する情報が提供されているか確認しましょう。
労働市場の変化に対応できる転職エージェントであれば、将来的にも安心して利用できるからです。
業界の変化に合わせた求人やサポートを提供してくれる転職エージェントは、安心して長期的にお付き合いできます。
3.自分のキャリアプランに沿った転職エージェントの選び方
転職エージェントは、自分のキャリアプランに沿ったサービスを提供してくれるかどうかも選ぶ際のポイントです。
応募先の紹介だけでなく、自分のキャリアの目標に対してどのようにアドバイスしてくれるか、面談時に確認しましょう。
たとえば、同じ職種の登録者のキャリア上の成功例や失敗例を共有してもらえると、とても参考になりますよね。
キャリアプランに沿ったアドバイスや求人紹介をしてくれる転職エージェントは、長期的に見ても転職活動を成功させる上で重要なパートナーとなります!
⚠️ こんな転職エージェントには注意!
ここまで転職エージェントの選び方について説明しました。
ここでは、避けるべき転職エージェントについてみていきましょう。
注意すべきポイントは以下の4つです!
- 決断を急かしてくる転職エージェントはNG!
- 勝手に応募されるリスクも知っておこう
- 返事が遅いなど不誠実な対応には要注意
- 相性が合わなければコンサルタントの変更を求めよう
それでは順番に説明します。
1. 決断を急かしてくる転職エージェントはNG!
転職エージェントに内定の承諾を急かされるケースもあります。
転職エージェントの報酬は、紹介した人材が採用されることによって採用企業から支払われます。
従って、目先の利益を求める転職エージェントは、応募者に合わない職場でも無理に決めさせることもあるため注意が必要です。
転職は人生の大事なステップです。焦って決めるとミスマッチが起こるリスクがあります。
自分に合った転職機会を見極めるためには、しっかりと様々な角度から検討する時間を確保しなければなりません。
いっぽう、転職エージェントの背後には「入社するかもしれない採用企業」がいることにも配慮する必要があります。
常識の範囲を超える検討期間を求めたりするなど、マナーには気を付けましょう!
2.勝手に応募されるリスクも知っておこう
わたしは長い転職活動歴の中でもこれまでこのような経験はないのですが、周囲から、
「応募を検討すると言っていたのに勝手に応募された」
「カジュアル面談と聞いていたのに、実際には一次面接だった」
といった声を聞くことがあります。
このように転職エージェントが転職者の同意なしに求人に応募するケースがあるため、コンサルタントとの応募意思のやりとりには注意が必要です。
応募先や応募する際のタイミングは必ず確認し、コンサルタントとのやりとりの記録は残しておくようにしましょう!
3. 返事が遅いなど不誠実な対応には要注意
転職活動はタイミングがとても大事です。
従って、返事が遅い、質問に対する回答が曖昧など、不誠実な対応をする転職エージェントを利用すると、効果的な転職活動ができないリスクを抱えることになります。
迅速で丁寧なサポートをしてくれる転職エージェントを選びましょう!
気を付けるポイント
- 登録後の対応の早さ、面談時の対応、面談後のフォロー内容などを見ておくと、その後の対応も予測できます。
- 問い合わせやリクエストに対して曖昧な回答をする場合、信頼性が低いかもしれません。
転職活動をスムーズに行うためにも、信頼できる対応力があるかを見極めることが大切です!
4.相性が合わなければコンサルタントの変更を求めよう
担当のコンサルタントと相性が合わない場合、別のコンサルタントに変更してもらうことも可能です。
遠慮せずに変更を依頼しましょう。
転職活動を成功させるには、コンサルタントの相性とパフォーマンスが非常に重要だからです。
特に大手の転職エージェントの場合、コンサルタントの変更はよくあることとして受け入れているため、気兼ねなく変更を依頼しましょう!
ただし、変更を依頼する場合には相手を尊重したうえで、変更を希望する理由を添えるようにしましょう。
いっぽう、登録者もコンサルタントから「この人のためにもっとサポートしよう!」と思ってもらうことも重要ですよね。
❓ 転職エージェントの選び方に関するよくある質問
それでは、まとめの前に転職エージェントに関するよくある質問について回答します!
1. 複数の転職エージェントに登録しても大丈夫?
複数の転職エージェントに登録することは、むしろおススメです。
転職エージェントによって持っている求人やサービス内容は異なり、自分に合った企業を見つけやすくなるからです。
異なる強みを持つ転職エージェントを組み合わせると、より多くの選択肢が得られます。
2.取扱い求人数の多いエージェントを選ぶ方が良いですか?
必ずしも取扱い求人数が多いことが良いとは限りません。
自分の希望する業界や職種に強い転職エージェントを選ぶことが重要です。
それぞれの転職エージェントのサイトで自分の希望条件を入力して、ヒットする求人数を比較してみましょう。
3.転職エージェントに登録すると必ず転職しなければならないですか?
転職エージェントに登録したからといって必ず転職する必要はありません。
情報収集のために登録してもOKです。
ただし、コンサルタントは多忙かつ多くの登録者を抱えています。
転職に対する強い意欲はしっかり伝えて、コンサルタントから「この人は真剣に活動をしている」と認識してもらえるように努めましょう。
4.転職エージェントに登録しても希望の求人が見つからない場合はどうすればいいですか??
まずは担当のコンサルタントに希望条件の再確認をお願いしましょう。
転職市場や転職の希望時期の状況によっては条件を見直すこともおススメです。
また、現在の問題点を整理して、別の転職エージェントに登録することも検討してみましょう。
5.転職エージェントは途中で解約しても問題ない?
転職エージェントのサービスはいつでも解約できます。
もし他の転職エージェントで転職が決まったり、サービスに満足できなかったりした場合には、解約を伝えましょう。
ただし、その転職エージェント経由で選考中の案件があった場合には、応募先に迷惑がかからないように配慮しましょう。
📝 自分に合った転職エージェントの選び方:まとめ
自分に合った転職エージェントを選ぶことは、理想の転職を実現するための最初の重要なステップです。
実際にわたしは相性の良いコンサルタントに出会ったおかげで、キャリアアップを実現することができました。
転職エージェント選びを間違えなければ、豊富な求人紹介やプロのアドバイスなどのサポートを受けることができ、転職活動をスムーズに進められます。
この記事のポイント
- 総合型と特化型を組み合わせる: 異なる強みを持つ転職エージェントを活用して求人の幅を広げましょう。
- キャリアコンサルタントとの相性を見極める: 信頼できるコンサルタントがいれば、転職活動がぐっとラクに。
- 避けたい転職エージェントの特徴をチェック: 決断を焦らせるなど、不誠実な対応をする転職エージェントには要注意。
- 複数の転職エージェントを活用し、柔軟に対応する: 転職活動の幅が広がり、理想の求人に出会いやすくなります。
転職はあなたのキャリアを大きく変えるチャンスです。
しっかり転職エージェントの特徴とコンサルタントとの相性を見極めて、自分に合ったところを見つけましょう。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。最後まで読んで下さりありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう!
✏️ にぬきたまご
これまで主にエンタメ業界で10回の転職を経験。日系、ベンチャー、外資系に勤務。現在は11社目の企業で執行役員として勤務中。
【転職活動の実績】
- 転職回数:10回
- 応募:200社以上
- 登録転職エージェント数:30社以上
- 登録転職サイト:10社以上
これまでの転職活動の経験を活かして、2020年より転職ブログを運営。応募者の目線で転職活動のお役立ち情報を発信中。
X(Twitter):@tenshoku_sitara